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小さな物語、、3

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「いもむし!!!」

「ぎゃーーお。なんでこんなにでっかいのさ!」
「シーーーっっ!かまきりくん。追い出すよ、もう。。。」
「なんなの?あのいもむしは?」
「だ。か。ら。、、今夜の王様なんだ。 毎年変わるんだけどね。
 で,実はあのイモムシ,山閑人から来たんだよ。」
「えーーーーーーっ。ホントに?」
「そうさ。。君だっていたじゃないか」
「、、、、、、、、???」

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「わーーーっ。あの可愛いちょうちょさんは?」
「君の友達だろ?」
「へ?」
「へ?って忘れちゃったのかい?かまきりさん。。。。」
「思い出してご覧よ。そしたら君だってこのお祭りに参加出来るんだけどな。」
「うーーーーん。???」

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「あのちょんまげみたいなやつがおれ??」
「そうだろ?カブトムシくんやてんとう虫にヘビくんだっているじゃないか」
「そういえば、、ちょうちょさんも見えるね」
「で?」
「そのいもむしくんが王様ってのは?」
「今夜,わかるはずだよ。。。行ってみよう」


いろんな絵本から飛び出して来た妖精達は
思い思いの格好で
ズラッと並んで何かを待ってるようだ。

ずんずんずんずん、、、、、


な、な。何の音だろう?

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森の一角から
何かが聞こえて来て。。。

突然に
パーンと光が走った。

「きゃあ。。。。」

そこにいた妖精達は全て引き込まれて行ってしまった。。。

「ど、どうなったの?」
「さあ,,わからないけれど,無事なのは確からしいね」
「ここは?」
「何だか,山閑人のラジオの奥みたい。、、、で、森と繋がってるらしいや」
「うへぇ。。。戻って来ちゃったの?」
「とも言えないんだけどね。真っ暗だろ?とにかくどこに行くのか確かめなくっちゃ」
「他のメンバーは?」「もうとっくに先に進んで行ってると思うよ」

歩いても歩いても,真っ暗で、時々,足元をさーーと温かい風が通り過ぎたり
冷たい氷の上を歩いてる感触が感じられるようだ。

ふと,下を見たら、、、
「わお、、なんなの?☆が見えるよ。星の上を歩いてるよ!!」

「あ。あれって何?何だか見たことあるけど、やけに小さい☆だなあ」
「あれね..知らないかい?星の王子様の☆だよ。ほらバラの花が見えるだろう?
王子様が大事にしてるバラだよ.枯れることが無くて,永遠に咲き続ける花なんだ」
「ふうん。なんで枯れないの?」
「どうしてだろうね.きっと.王子様の想いがずっとつづいてるからじゃないのかな」

「....あの赤い☆は?」
「さあね.近頃新しく出来た星かも、、、」
「ヘーッ、,誰が住んでるんだろう?」
「知らないけど、、、優しい人だって聞いたよ」

幾千万の星はキラキラと輝いて
それはそれは,宝石箱の様でした。
その宝石の上を歩くみたいに、かまきりさんは歩いて行きました。

「あっっっっっっっ!」
「何?」



つづく.┐(´д`)┌  ママ      (イラストはりさです。)





小さい物語 続きはこちらです。
by sankanjin | 2007-05-19 02:06 | ママの日記

山閑人ママのつれづれ日記。岩の上に立つ手作りの喫茶店、山閑人。創設者である新里眞紗生の漢詩、木版画など店内に陳列しています。一緒に子供達の作品もご紹介。美味しい水で点てた珈琲と一緒にお楽しみ下さい。


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