風待ち草
2008年 12月 11日
もう、30年も前に作られた一つのコーヒー碗
主人の作品です。
『藁灰釉絵唐津珈琲碗』
これは、裏山にスケッチに行った折りに見た 「梅」(風待ち草)です。
この日、薄く霧がかかり幻想的な風景だったそうで、それをカップに再現してみたそうです。
青白い藁の灰が霧の様に、
梅ノ木や花は鉄釉で勢いよく描いてあります。
今は新たに、桃山茶陶の再現に取り組んでいる所です。
日本一小さい穴窯で、それが焼ける日を夢見て、只今、築窯中。
焦らず一歩一歩なので、牛歩の様な進み具合ですが、一歩の積み重ねは
いつか完成の日の目を見るでしょうから、何とか頑張って欲しいものです。
新春には
風待ち草が、香りも新たに、来る年の喜びごとを、風に乗せて連れて来ます様にと
祈らずにはおれません。
先日は、屋久島からご夫婦で来て下さったのですが、
帰る時に、奥様がハグして下さいました。
私は、今回初対面の奥様でしたが、同い年だと言う親近感から
沢山お喋りして下さいました。
ハグは本当に数える程なので、毎回ドキドキしちゃいます。
でも、いいものですね、背中に回された掌から伝わってくる温かみ。
又、お逢いするまでお互いに頑張りましょうって、、、、
そんな気持ちを込めて、、、
NY帰りに合流したご主人も優しくハグして下さいました。
屋久島まで遠いですが身体に気をつけて頑張って下さいね。
今回、主人は風邪気味でお逢い出来なくって本当に残念でした。
ご心配して頂き有り難いばかりです。
掌に乗る程の小さい刺繍の袋物。
不器用な私は悪戦苦闘ですが、(;^_^Aアセアセ・・・
でも、好きって、、「月に木の下に白い犬」がいる袋を求めて下さった奥様。
バックの片隅でひっそりと山閑人の香りがするでしょうか?
この香りで、私を思い出して下さるでしょうか?
温かいハグの向こうの笑顔に感謝です。
ママ