人気ブログランキング | 話題のタグを見る

読み聞かせ

ものつくり人展
いよいよ明日から開催です。是非お出掛け下さい。とても面白い作品が出来ているようです。



016.gif016.gif016.gif016.gif016.gif
お早うございます。
本日は、朝日小学校へ読み聞かせに行って参りました。
朝の授業が始まる前の20分間です。

先日火曜日に図書館に行ったのですが、何故か休館日が変更になっていた為にお休みでした。
なので、選んでいた図書が借りる事が出来ずに、急遽、本屋さんで見つけた絵本がこちら。

「じごくのそうべえ」です。
読み聞かせ_d0088611_910337.jpg



『絵本ナビ』のほうに本のご紹介がありましたので引用させて頂きます。

子どもに大人気!
 上方落語の巨匠 桂米朝の 大傑作と言われるこの“地獄八景亡者戯”は 鳴り物入りの賑やかな咄です。
落語では冒頭は サバにあたった喜八と言う男が三途の川の渡し場に向かって歩いているところから始まります。
この絵本では後に出てくる4人組のひとり軽業師を「そうべい」と名を変えて主人公に設えています。
子供向けの絵本ですから原作に忠実ではありませんが 初っぱなから聞き覚えのある文句に引き込まれます。

手には おがらのつえをもち
糸よりほそい声をあげ
おおおおい

ここで「ああ!聞いたことがある!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
このような「決めセリフ」や名場面が随所に散りばめられ 原作と遠からずものとするのに一役買っています。
落語では 情景や背景 心情や表情など ほとんど道具を使わずに人の声と動作で表現しますね。
絵本は最小限の文章で後はみんな絵が表すことになるのですが
この田島征彦さんの挿し絵は 軽妙洒脱な庶民の継承する“地獄”が実に上手く表現されていると思うのです。
地獄草紙などで見る地獄絵はとても恐ろしく 因果応報を示すものとして伝えられています。
火の車や 閻魔大王 針の山や葬頭河婆(しょおづかのばば) 浄玻璃の鏡・・・
これらの責め苦も死者の待遇も「地獄の沙汰も金しだい」と笑い飛ばしてしまおうというのが“地獄八景亡者戯”です。
絵本では 浄玻璃の鏡の前で 死者が地獄に落ちるか極楽へ行くか閻魔大王の裁きを受ける場面で表されています。
生きる手段としてのほんのささやかな“悪徳”を 閻魔大王の気まぐれで地獄行きのパスポートにされてしまった4人。
勧善懲悪であるはずの世の中でも 必ずしも権威のある者が正しいことをしているとは限らない・・・
落語では終盤に展開されるスラップスティックなどたばた劇を 絵本では物語の中心にして 権威の失墜をおもしろ可笑しく痛快に表現していきます。
4人はそれぞれの持つ特性を武器に 次々と与えられる地獄の責め苦をクリアしていきます。
こうしたロールプレイング的なゲーム感覚が 現代の子どもに受けるのかもしれません。
いえ むしろ人気のゲームソフトのモチーフこそ“地獄八景亡者戯”のこの場面ではないかと 密かに思っています。
閻魔大王の歌舞伎口調を するりするりとかわしていく軽妙な関西弁・・・言語の持つ妙も面白みがあります。
そして この絵本が子どもに人気のある最大の理由は 排泄物や生理的現象をおおっぴらに表現しているところでしょう。
本来タブー視される言葉をこともなげに使う 何が可笑しいンだと言われればそれまでですが、読んでみると本当に可笑しい。
人呑鬼(じんどんき)の腹の中で 地獄の道連れのひとりである医者の指示通りにさまざまな臓器に悪さを仕掛け おならとくしゃみと腹痛をいっぺんに起こさせ 更にくすぐり笑わせるところは いかにも子どもが喜びそうな場面です。
原作の落語では 主題である“地獄の沙汰も金しだい”をモチーフに 政治 宗教 医療問題などをチクチクと批判するムードや 色艶話も盛り込まれています。
流石に絵本には描かれませんが そういった一切を取り込んで混ぜ合わせ
濾過して子どもに相応しいものを抽出すると たぶんこんな風になるのだろうなぁ・・・と思います。
汚いモノも腑に落ちないことも 笑い飛ばして陽気に現世を生きようじゃないか!
そう力づけられているような気がする不朽の名作です。 
(VERONICA’S HOUSEさん)




子供達は、ニコニコしながら、静かに聞いてくれました。

昨年に引き続きでしたけれど、無事に終わって良かったです。




そうそう、、
残り時間が5分程ありましたので、詩を二編朗読致しました。




       あしあと                作、童みどり

秋があるいて
いったあと
つたの葉っぱに
のこってる

風がわたって
いったあと
いわし雲に
のこってる

私があるいた
あしあとは
わたしの中に
つづいてる

            『月のかおり』 所収  らくだ出版 2004年







      ことば                 作、谷口和彦


ひとことで
勇気が  でてくる
ことばがある
ひとことで
やさしさが  わいてくる
ことばがある

ほんとうのことが
みえてくることばです


ひとことで
きずつくことばがある
明日が  みえぬことばです


ことばは   こころと
ひとつです

    同人誌『子供 第9号』所収2004年







この二つの詩は『10分で読める名作 三年生』(学研)の中にあったものです。








子供達の真剣でひたむきな眼にドキドキしますね。
こゝろに、ほんの少しでも、何か残るものがあればいいなって思います。

最後に手話で「ありがとう」って
お互いに感謝をして帰りました。
わたし自身、こんな機会を頂く事でどんなにこゝろ豊かになることだろうかと
しみじみ思っています。

子供が学校に上がる前は、よく読み語りをしたものでした。
それは私にとっても、今思えばすごくいい時間だったなと思うのです。

食べる事が、身体にとって必要なように
こうした絵本を読む事、、こゝろの栄養として必要な事ですね。


大人になった今も
絵本からは豊かなものを頂く事が一杯です。

読書の秋
ぜひ、、皆さんも。

ママ



(#^.^#)              
今日は送迎をして下さった、M.Hさん。有り難うございました。感謝です。
そうして、夕べは、読み語りの練習にお付き合い下さった、もっちさん、ありがとう。



 

昨年の読み聞かせの日記です。







読み聞かせ_d0088611_2381195.jpg


上方落語<地獄八景亡者戯>ーー古来、東西で千に近い落語がありますが、これはそのスケールの大きさといい、奇想天外な発想といい、まずあまり類のない大型落語です。
これを絵本に、、、、、、という企画を聞いた時、これは楽しいものになると思いましたが、えんま大王、赤鬼青鬼、奪衣婆、亡者、、、、、いずれも予想に違わぬおもしろさです。
 むかしは、地獄極楽のおはなしは老人が孫に説いてきかせたものでしたが、今日では、もはや断絶、、、、、
という状態ですね。
 えんまが舌をぬいたり、三途の川や針の山の知識が消滅してしまったら、落語もやりにくくなります。この絵本がその穴埋めをしてくれたら、、、、、と念願している次第です。


と、表紙扉裏に書かれておりました。
本当に、私の小さいときは周りの大人達が同じ様な事を言ったものです。
『嘘ついたら舌を抜かれる』って、、、
暗に良い事、悪い事、道徳の様なものを教えて貰っておりましたね。

だれも見ていなくても、自分が見知っていると言う真実。
良い事も悪い事もね。







本屋さんで、一緒に買った絵本。
これは絵がステキで大きな存在満のある樹が、、、

読み聞かせ_d0088611_3424937.jpg





一人の女の子とともに
読み聞かせ_d0088611_3431180.jpg



だれもがこゝろに大きな木を持っているってフレーズがこゝろに残ります。



透明水彩の絵が本当にステキで、、、
Lisaに持っていかれちゃった。。。。 >^_^<
by sankanjin | 2009-09-17 09:47 | ママの日記

山閑人ママのつれづれ日記。岩の上に立つ手作りの喫茶店、山閑人。創設者である新里眞紗生の漢詩、木版画など店内に陳列しています。一緒に子供達の作品もご紹介。美味しい水で点てた珈琲と一緒にお楽しみ下さい。


by 山閑人ママ