素敵な物語
2010年 04月 16日
「喫茶店」と言う場所に、沢山の思い出をお持ちのお客様も様々なんだな。。。
唯、珈琲を飲むだけではなくって、、、
人生の一大事を決める事だってあるんだな、、、
そんなお客様の告白に
じんわりと心温かくなりました。
「もう、20年以上も前にきたんですけれどね、、」
そう仰って、懐かしそうに店内を見渡される。
きっと、ずっと、変わらない空間だから、
きっと、、、そんな思い出を思い出されたんだろうと思います。
「実はね、、ここはプロポーズをした場所なんです」
「えっ!そうなんですか♪素敵なお話ですね。」
「お店がまだ在るのだろうか、、、開いているのだろうかと心配でしたけれど、、
本当に、ずっと来たい所でした」
そんな風に仰って頂けるのは、、嬉しくて
胸いっぱいになりますね。
いつの間にか、店も私も歳を重ねてしまいましたが、
誰かの物語の1ページに残る事が出来るのは
幸せ以外にないです。
有り難うございます。
「今度は是非奥様をお連れして下さいね。
昨年から、定休日を作りました。お休みする時はこちらのブログでお知らせ致しますので、
どうぞ、ご確認なさって下さい。」
「ありがとう、、ご主人はお元気ですか?
あの頃はご主人が煉瓦を積んでありました。その光景が記憶に残っています」
「そうでしたか、、、あっという間に時間が経ってしまいましたが、煉瓦の方は、まだまだ、
まるでガウディみたいに、発展途上です。元気で漢詩を創り作陶をしております」
「そう言えば、あの頃も陶芸の話しをされておりましたね。」
「夕べも徹夜で窯焚きでしたから、今は休んでおりますが、今度見えられたら是非お喋りして下さい」
そんなお話をさせて頂いた。
山閑人の中で、紡がれて行く物語。
私の中にもきっとある物語です。
今日はいいお話を聞かせて下さって、こころから感謝致します。
どうぞ、お元気で!!!
ママ