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武雄神社奥 大楠三千載の詩

武雄の漢詩紀行  其の二

新里眞紗生(にいざと まさお)の漢詩で散歩する
武雄の 街・邑(むら)




巍巍(ぎぎ)たり武雄神社奥大楠三千載の詩(※印は添え書き)

不忘却老木天地之涕
※「老木は天地の涕を忘れない、私達よりも桁外れに長い間万象人々の愁いを聞きながら」

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<起句>
夏も冬も年々歳々木の生命を積み重ねてきた。

<承句>
大楠の根幹には、苔が深く染み込んで銀色の不思議な光彩を放っている。

<前中句>
天上から神仙が降り、地上に潤いと平和を齎(もたら)してくれた。

<前中句>
天地にしっかりと根を張った老樹は、大きく上に枝を伸ばして天を支えているかの様にその雄姿は、
宛ら神仏の如く、うやうやしくその力は人間の些細な煩悩を取り払ってくれる。

<後中句>
百幅もあろうかと思われる巨大な根っこの塊は、数千年の時空を越えて今,ここに存在する。

<後中句>
大楠とともに山鳥や小鳥達が囀り飛び交い続けて三千載、
※「それが今、この世の無常の中、その巨体が運命の乖離(かいり)の真只中に曝されているのだ。」

<転句>
この奥深い山中に、朽ち果て世に忘れ去られんとする老大楠。
※「自らを空しくして幼な地中の虫達に生命を託して来たのか、小鳥や若木の無心な姿に励まされながら
  ここまで生き長らえて来たのか。」

<結句>
悠然として微動だにせず、苔生した岩石のような巨木は 已に 神の姿として存在する。
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by sankanjin | 2007-09-14 01:22 | 新里 眞紗生の作品

山閑人ママのつれづれ日記。岩の上に立つ手作りの喫茶店、山閑人。創設者である新里眞紗生の漢詩、木版画など店内に陳列しています。一緒に子供達の作品もご紹介。美味しい水で点てた珈琲と一緒にお楽しみ下さい。


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